睡眠時無呼吸症候群(SAS)|まさか自分が!?検査を受けたら88秒間息が止まってた!自覚症状から検査結果までの記録

朝起きると謎の息苦しさ。昼寝から目が覚めた時も息苦しい。寝起きの直後は、まるで息を止めてたかのような胸のだるさ、苦しさがする。しばらく深呼吸すると楽になり、その後は何事もなかったようになります。

そんな日々が2年ほど前から断続的に続き、徐々に回数も増えてきた。〝なんかおかしいな〟ってことで、通ってる内科の先生に相談したところ「睡眠中に息がとまってるのかもしれませんね」と一言。そう、テレビ番組などで度々話題になっている「睡眠時無呼吸症候群」のことだったのだ。

今日は睡眠時無呼吸症候群の身体症状、検査方法、治療法など、自身の経験をもとにお話ししようと思います。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは?

睡眠時無呼吸症候群は文字通り睡眠中に何回も呼吸が止まる病気です。睡眠中に10秒以上の呼吸停止や呼吸の低下を30回以上。または1時間あたり平均5回以上繰り返す状態を指します。

この病気は生活習慣病と密接に関係しており、放置すると、心臓・脳・血管に負担をかけ、高血圧症をはじめ、心筋梗塞、脳卒中、狭心症などを発症させる危険が高まります。無呼吸の回数が多くなるにつれてそのリスクは高まり、場合によっては突然死を引き起こす大変怖い危険因子なのです。

SASは特殊な疾患ではなく、日本では潜在的な患者が約200万人、治療が必要な患者は約30万人といわれています。

どんな自覚症状が出るの?

起床直後 ・身体が重だるい
・息苦しい
・口が渇いている
・喉が痛い
・頭痛
日中 ・強い眠気
・慢性的な疲労感
・倦怠感
・集中力低下

検査方法

睡眠中の状態を調べます。最近は自宅で検査ができる検査機器があるので手軽に検査が受けられます。但し、本格的に調べるには病院で検査入院をする必要があります。

検査機器SAS-2100を使ってみた感想

起床時の息苦しさがあることから睡眠時無呼吸症候群の疑いがあり自宅でできる検査を受けました。貸し出されたはのはTEIJINの「携帯用睡眠時無呼吸検査装置 SAS-2100

■ 使用方法

①夜寝る時に測定器を左手首に巻き、鼻と指先にセンサーを取り付ける。説明書があるので簡単に行えます。

②センサ装着後、電源ボタンを押して測定開始(心拍数、いびき、鼻呼吸、血液中の酸素濃度(SpO2値)を計測)

③朝起きたら電源ボタンを押して終了。

④病院に返却。後日結果報告の診察を受けます。

とても簡単に検査が行えて良いですね♪

■ 使ってみた感想

今回初めて使ってみて入眠の妨げになった要因を挙げておきます。

①呼吸や酸素濃度がリアルタイムに表示されるので「あ~!今、酸素濃度が下がった!って不安になる」初めての経験でずっと見てしまう。

②指先のセンサーが思ってたよりきつめ。

③鼻にチューブを固定するために顔にテープを張り付けるが、これが普段とかなり違う違和感。

私のようなチキンでなければ、大きな問題ではないようですね。そんなの気にしないよ!って人は普通に眠れると思います(笑)

検査の結果

検査からおよそ10日ほどで結果が出たので病院に行ってきました。

結果がこちら

ほぼ重症に近い値でした・・・。88秒も呼吸していなかったなんて自分でも信じられません。

深夜0時~1時までの1時間に無呼吸が多発していました。

血中酸素飽和度(SpO2)とは血液中にどの程度の酸素が含まれているかを示します。90%を下回ると要注意とされています。

ごらんの通り「睡眠時無呼吸症候群」と診断されました。しかも重症に近い値になってるので思ってたより重症のようです。イビキの回数がかなり多いですね。自分でも驚きです。そして息が止まってた最長時間が「88秒」。意識があるときにこの時間息止めろって言われても絶対無理でしょう。それなのに眠ってる間止まってるなんて・・・。驚きを通り越して恐ろしいです。

今後の治療

この結果によって治療を開始する覚悟を決めた訳ですが、こちらのクリニックでは値が「重症」でないと治療「CPAP(シーパップ)」が受けられないとのことでした。この検査結果は当然治療に値する結果なのに病院によって治療が開始できないとは何とも納得のいかないところです。私が治療を受けるためには、大きな病院で検査入院をして詳しく調べる必要があるそうです。今回の検査結果と同じ値が出た場合は治療を開始できるとのこと。CPAPの貸し出し(レンタル)は、私が今回検査を受けたクリニックで受けることができます。

CPAP(シーパップ)療法とは

睡眠時に常に気道に陽圧をかけることで睡眠中の気道の閉塞を防ぎます。治療には専用のマスクを使用。顔を塞ぐので慣れるまで大変な感じはあるが、呼吸が止まることが無くなるので安心して眠れます。現在、CPAP療法は睡眠時無呼吸症候群の一般的な治療法として知られています。

費用は3割負担の方の場合1か月4,500円程度

その他の治療方法

症状が軽度であれば次のような方法で改善が期待できます。

・口閉じテープ
口にテープを貼り鼻呼吸に導く専用のマウステープ。強制的に口呼吸を行えないようにする方法です。但し、鼻炎などで鼻が詰まっている人には向きません。

 


・横向き寝専用枕
横向きで寝ることで気道を塞ぐのを防ぎます。人は仰向けよりも横向きで寝る方がイビキの回数が減らせます。

 


・マウスピース
下あごを前に出すことで気道を拡げる効果がありイビキ防止に繋がります。

 

最後に

睡眠時無呼吸症候群の検査を受けてみて自分でも予想もしないほど、イビキや無呼吸の状態が多発していました。今回、起床時の息苦しさがあったので念のために受けた検査。自分ではイビキすらかいてない自信もあったのが正直なところです。近いうちにもう1度大きな病院で検査入院をしようと思っています。そして、検査結果が今回と同じであればすぐに治療することになるでしょう。その時はまたブログで経験談を語ろうと思っています。

自分は大丈夫!と思っておられる方も多いと思いますが、ほんとに大丈夫ですか?睡眠時無呼吸症候群は全身疾患です!「日中の眠気」「大きなイビキ」「起床時の頭痛、呼吸の苦しさ」「熟睡感がない」思い当たる節がある人は早めに受診しましょう。

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