こんにちわ。今日は胃がん検査「胃バリウム検査(胃透視)」を始めて受けたお話です。会社の健康診断で毎年受けてる人も多いと思いますが、私にとって人生初となる検査。噂で聞くバリウムの味ってどうなの?不味くて飲めない人もいるとか。
そんな不安だらけのバリウム検査。受けてみて感じた感想やアドバイスをお伝え出来ればと思います。
バリウム検査体験記
検査前日
バリウム検査に備え、前日20時からは絶食。食べてしまうと検査を受けられないことがあるので絶対に食べないようにと言われました。飲み物は、お茶・水・白湯であれば制限はないとのこと。
検査当日
① 9時10分 | 病院到着 |
② 9時15分 | 問診票記入 |
③ 9時20分 | 部屋に入り検査着に着替える |
④ 9時30分 | 検査開始 |
⑤ 9時45分 | 検査終了/下剤を飲む |
⑥ 9時45分 | 検査後の注意事項の説明 |
⑦ 9時50分 | 着替え/終了 |
① 9時10分 – 病院到着
麻酔を施す内視鏡検査(胃カメラ)と違って自転車や車に乗ってはダメ!ってことはなかったです。
② 9時15分 – 問診票記入
待合室で問診票を渡され記入する。
・過去に検査を受けた事がありますか?
・血圧が高いですか?
・薬のアレルギーがありますか?
・緑内障または眼圧が高いと言われたことがありますか?
・糖尿病がありますか?
・お腹を開けた手術を受けたことがありますか?
など15項目を(はい・いいえ)で記入。
③ 9時20分 – 部屋に入り検査着に着替える
検査室の片隅にある着替えスペースで検査着に着替える。上着は肌に直接、ズボンはパンツの上から履きます。(検査着は使い捨ての薄いTシャツと半ズボン)
④ 9時30分 – 検査開始
放射線技師の先生から検査の流れを一通り受け、靴を脱いで検査台に立ちます。次に胃を膨らませる為の「発泡剤 大さじ一杯程度」と水の入ったコップを渡されますので発泡剤を粉薬を飲む要領で口に含み、渡された水で一気に飲み切ります。
あまり経験したことのないシュワシュワ感が一瞬で口の中で広がります。のんびりしてると泡が口から溢れるので一気に飲み干すように言われました。「素早く冷静に」を忘れないように!
この時点からゲップ禁止!何があろうとゲップが出ないように我慢しましょう。
ゲップが出そうになったら顎を引き唾を飲むと楽になります。
次にバリウム液(牛乳瓶より少し大きめで、鉛でも入ってるのかと言うくらい重い液体)を渡され指示通りに飲みます。先生とのやり取りはこんな感じです。先生と看護師さんは部屋から退去しているので、ここからは独りぼっちです。
先生:ひとくち口に含んでください
自分:言われた通りに口に含む
先生:飲んでください
自分:飲み込む
いくら気合が入ってても勝手にゴクゴク飲まないようにしましょう。
このような感じで言われた通りに進めていきます。もちろんこの時もゲップ禁止です。この作業を数回繰り返し、バリウムが残り2割になったところで「全部飲んでください」と指示があるので全部飲み切ります。見た目は牛乳。少し甘く、味と香りはありません。癖がないので決してマズくはないけど、ねっとり感が強いので全部飲むのは少し気合が必要です。
やがて検査台が傾きベットの体制になります。さて、ここから戦いが始まります。先生から容赦なく指示が飛んでくるので素直に従います。次のようなやり取りです。
・右に1回転してください
・左に2回転してください
・左の腰を浮かしてください
・右に傾いてください
・息を吐いてください
・息を止めてください
このような感じで10分ほど黙って素直に従ってください。
検査中は自分が動くだけでなくベッドもいろんな角度に動いていきます。頭を下にして傾くときは体ごとずり落ちそうになるので頑張って踏ん張りましょう。両サイドに手すり、肩に棒が付いてるので落っこちてしまうことはないと思います。後半には胃を押さえる為にパンチングマシーンみたいのが出てきます。お腹の辺りをグイグイと押さえてきて、くすぐったい時もあります。これは何のプレイだ?と疑問に思うかもしれませんが頑張って耐えましょう。
そんなこんなで10分ちょっとのミッションが終了し検査台が立ち上がり無事帰還。ホッとすると同時に何かしらの達成感があります。
⑤ 9時45分 – 検査終了/下剤を飲む
検査終了後に先生から直接下剤を渡されるのでその場で飲む。コップ半分くらいの水の中に下剤を溶かしてあるそうです。
⑥ 9時30分 – 検査後の注意事項の説明
私が受けた注意事項はこちら
・検査結果は後日の診察で説明となります。
・検査後はすぐに食事ができます。
・バリウムをよく排泄させる為、また下剤による脱水を防ぐ為、水分は出来るだけ多く飲んでください。
・翌日以降、白い便が排出されない場合や、持続する便秘・腹痛などの症状があらわれたら、直ちに最寄りの医療機関を受診してください。
・便秘気味の方はお手持ちの下剤を飲んでもかまいません。
⑦ 9時50分 – 着替え/終了
着替えをして検査室から退室。検査着はその場で処分します。
口の周りにバリウム液が付いてる可能性が極めて高いので鏡で確認してから帰りましょう。
検査終了。
※この記事は私の体験を書いています。病院や患者さんによって検査方法・注意事項が違う事があります。
バリウム検査後の出来事
検査後に待ち受ける悲劇を記事にしました。よろしければ合わせてお読みください。
記事:バリウム検査が終わって安心してると大変なことになった話|胃がん検診
以上、私が経験した胃バリウム検査でした。初めてバリウム検査を受けて感じたことは、思った以上に自分が頑張らないといけない検査だという事。胃カメラの場合は寝ているだけで先生が勝手に診てくれます。しかしバリウム検査の場合は発泡剤やバリウムを飲んだり、ゲップを我慢したり、右や左に動いたりと、自分が頑張らないといけない工程が多いと感じました。
胃カメラ(内視鏡)検査と比較して
バリウム検査のメリットは、市町村によっては無料で検査が受けられること。また、胃カメラの検査と比べて「オエーッ」ってなる苦しさがない。当日は車で帰れる。絶食の時間が少ない。麻酔を打たなくて済む。などのメリットがあります。しかし、内視鏡検査(胃カメラ)の方が精度が高く早期発見には優れた効果を発揮すると言われており、きとんと診てもらう場合は胃カメラの方が良いとされています。
胃がんは日本人に多く40歳代後半から増えはじめ、がん死亡率全体に占める割合(男性:2位・女性:3位)だそうです。
※国立がん研究センターがん情報サービスより
現在では早期発見、 早期治療で「がん」はその多くが治る時代になっております。皆さんも是非、健康診断を受けて楽しい生活ライフを楽しみましょう!
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