【ダイエットの罠】炭水化物を抜いた生活をしたら危険な目にあった話|健康倶楽部

世の中には様々なダイエット方法が存在します。体を動かして体脂肪を減らす運動療法。適切なカロリーと栄養摂取で痩せる食事療法。

他には飲むだけで痩せられるダイエットサプリ。1週間で〇キログラム痩せた!みたいな広告をよく見かけるけど、食ったり飲んだりするだけで痩せられるのだったらノーベル賞ものだと思うんですね。はい。

ダイエット広告のチラシをじっくり見ると、小さく「適切な食事と運動を行う必要があります」みたいな文章が必ず添えられています。

適切な食事と運動ができるんだったら、とっくに痩せとるわwww

◪ 医者からダイエットしないと突然死もあり得ると脅されたのでダイエット開始

私は高血圧症でしかも睡眠時無呼吸症候群を患っているわけでありまして、医者から「痩せろ」と指令が下ったのであります。もし、このまま太っていると、いつか寝ている間にあの世へ逝ってる可能性もあるらしい。

まだ40代半ば。まだまだやりたいことはいっぱいあるので、意を決してダイエットに挑戦することになりました。

今日は、私が挑戦した「炭水化物抜きダイエット」で大変な思いをした経験をお話しします。間違ったダイエットの危険性を、この経験談をお話しすることによって少しでも多くの方への教訓になれば幸いです。

炭水化物抜きダイエットを始めたきっかけ

医者から「このまま痩せないと数年後には突然死もありえるよ」と脅され本格的にダイエットを決心した頃、「炭水化物抜きダイエット」が驚くほど効果的と話題になっていました。テレビ番組で芸能人が1か月で何キロ痩せた!と自慢げに話をしている姿は私にとって凄く興味があり番組を食い入るように見てた記憶があります。

彼らが実践してたのは「白米・パン・麺類」を食べないだけというシンプルなもの。それなら出来る!その時から後先考えずに私も実行していました。

この時の体重は90kg。

炭水化物抜きダイエット実行(1月~5月)

具体的にどのような方法で「炭水化物抜きダイエット」を行ったかと申しますと、番組などでも取り上げられていた「白米」「パン」「麺類」を食べないというシンプルなものです。

ただこれだけ。

メインの食事は、野菜、キノコ、肉。これらを飽きないように上手く調理しながら食事をしていました。

短期間で10kg!ダイエット効果を実感(5月)

この方法を朝・昼・晩と毎日続けた結果、驚くように体重が下がっていきました。最初の1か月で4キロ減!。2か月目からは、ゆっくり・現状維持を繰り返し最終的には5か月で9.4キロ痩せることに成功。

この時はまだ順調にダイエットが進み、友人や会社の同僚に自慢していました。

が、しかし・・・

半年過ぎた頃から体に異変が(6月)

もともと90キロもあった体重が80キロまでに落ちる

いつも着ている服やズボンが大きく感じ、それがまた嬉しかったのを覚えています。

と言えども、体重はまだ80キロ、世間から見ればまだまだ肥満体型です。

もっと痩せたい!その思いから続けていたのです。

体調不良が襲う

ダイエット開始から6か月がたったある日、背中に筋肉痛のような痛みがあらわれ始めます。ダイエットがこの症状を引き起こしているなんて知らず、炭水化物抜きダイエットを続行。

背中の痛みから解放されずに悩んでいた頃から数日後、今度は全身のだるさ、動悸、憂鬱感を感じるようになります。さすがにこのままだと駄目だと思い病院に。しかし何もわからず湿布薬もらって帰宅。湿布を貼っているときは痛みも和らいでいるような感じもするが、全身のだるさは治まりませんでした。

そんな日がしばらく続いたある日の事。ふとネットで検索した「炭水化物ダイエット」。記事を見ていくと「危険」「急死」など、怖い内容の記事をたくさん発見する。

 

記事を読み漁って分かったことは、炭水化物だけを抜いて痩せるダイエットは大間違いだということ。何が駄目なのかって言えば答えは簡単。炭水化物を摂取しないと必要な栄養を補えないからだ。

炭水化物が不足すると体にいろいろと悪影響を及ぼします。症状がでます。

・脳が栄養不足になり集中力が低下する。
・筋肉量が低下する。
・肝機能が低下する。
・疲労が溜まりやすくなる。

このダイエット法は、体重減少は脂肪だけでなく筋肉も減ってしまうのです。

その減った筋肉を駆使して仕事をしていたものだから、背中の筋肉が悲鳴をあげていたものだと思われます。

今回私の症状にあった「疲労」「不安感」「背中の筋肉痛」は全て炭水化物の摂取不足が原因だったんですね・・

炭水化物抜きダイエット一時中止してみた(7月)

体調不良=炭水化物抜きダイエットと判断し、その日から以前の食事に戻しました。白米がこんなに美味しく思ったのは初めてです。徐々に体の痛みも和らぎ、全身のだるさも治まっていくような感じでした。

ダイエットを中止して2週間。続いていた身体の不調もなくなり、明るく平穏な日々を過ごしていました。

しかし更なる敵が・・・

リバウンド(8月~12月)

いろいろ苦労はありましたが半年で10kgほど痩せたのでダイエットを終了。

以前と同じ食事内容に戻しました。

ある日のこと、ズボンのベルトの位置が今までだときつく感じるようになったのです。そう、確実にお腹周りが大きくなっていました。9月に体重を図ると80kgだった体重が87kg!およそ1か月で7kgも太っていました。さらにその後も増え続け12月には93kgとなっていて、ダイエット開始前よりも太っているという事態。この半年間で13kgも太ったことになります。

「ダイエット終了」⇒「前の食生活に戻す」⇒「体重キープ」

この考えが大きな間違え!

ダイエットを止めてから前の食事量に戻しても太る!これがリバウンド。とくに短期間に沢山痩せた場合ほどリバウンド率は高くなるとされています。さらに体重増加だけでなく内臓にも悪影響を与え脂肪肝になるリスクが高まります。

(現在、私は脂肪肝と診断されています)

最後に

私が行った炭水化物抜きダイエット。痩せる効果はビックリするほどありました。しかし、人間にとって大切な栄養素、炭水化物(糖質)を執拗以上に抑えると、体がSOS信号を出してしまい、それを理由にダイエットを中止するとリバウンドという罠にはまってしまうのです。

ダイエットは誰もが経験するであろう身近なものですが、間違った方法でダイエットを行うと、失敗に終わるだけでなく健康にも悪影響を与えてしまいます。安全なダイエットとは1か月に1キロぐらいを目安に続けるのが理想。炭水化物(糖質)の摂りすぎは肥満の原因だからといって「食べない」のではなく、摂りすぎている人は「控える」を意識して行うと安全です。

また、運動「1日30分少し早めのウォーキング」も大変効果的です。高いお金を払ってジムに通う必要はありません。習慣にすればダイエット効果はもちろん、体の免疫機能の回復など嬉しいことがいっぱいとされています。

これからダイエットを始めようと思ってる人は是非ウォーキングも行ってみてください。

炭水化物抜きダイエットは絶対ダメ!

以上、ダイエットで大変な目にあったお話でした。

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