脱水症状|こんな症状が出たら危険!かくれ脱水の兆候・適切な治療方法|ケンコー倶楽部

脱水といえば夏場の暑い時期をイメージしますが、寒い時期にも起こる「かくれ脱水」をご存知でしょうか。気が付かないうちに脱水症になってる!このようなことも意外と身近に起こっているのです。

今日はそんな「かくれ脱水」の原因と対策をお話ししようと思います。

脱水とは?

脱水(だっすい、英:dehydration)とは、医学において体内の水分の量が不足した状態を言う。この脱水には二種類の状態が存在し、細胞外液(血漿と間質液)を失う“volume depletion”と、細胞外液中の水分と細胞内液中の水を失う “dehydration” があるが、日本ではこれらを総称して「脱水」と呼んでいる。

引用元:Wikipedia 脱水 (医療)

冬はかくれ脱水に要注意!?

湿度の低下

冬場の湿度は50%以下になることがよくあります。人はこのような環境状態が続くと、気が付かない間にジワジワと水分失われて行ってしまい注意が必要となります。この現象を不感蒸泄といいます。

脱水に対する警戒心の低下

夏場は汗をかくため、水分の補給をしないといけないという意識が働きますが、冬場は汗をほとんどかかないため警戒心が低下しやすい傾向にあります。

また、寒い時期は冷たい飲み物をなるべく避けたいということから、水分の補給を控えてしまうことも多いとされています。

脱水症の症状と治療方法

脱水症の程度 身体的症状  治療方法
兆候  口の中のねばつき、体がだるい、めまいがする、肌の乾燥、喉の渇き、軽い頭痛、ふらつき感  自分で水分補給をすることで回復できます。水でも構いませんが経口補水液(ミネラル)を摂取する方が効果的です。
軽度  喉の渇き、大量の汗、吐き気、頭痛、ぼんやりする、食欲不振、重苦しい、疲労、 冷たい経口補水液などで、水分とミネラルを補う。安静にして様子を見ても症状の改善が見られない場合は病院にいきましょう
重度  汗が出ない、手足のふるえ、ふらつき、体温上昇、脈拍上昇、呼吸上昇、飲み込み困難、舌のしびれ、意識朦朧 最悪の場合、生命の危険も考えられます。すみやかに病院に行き適切な治療を受けましょう。水分補給ができればまず先におこない、無理して動かず、周りの人の助けを借りるか、救急車を呼ぶ。

予兆の段階で気が付けば重症化を防ぐことができます。

とくにこんな症状が現れたら要注意!

・肌の乾燥
・口の中のねばつき
・体がだるい
・めまいがする

症状が当てはまればかくれ脱水のサインかもしれません!

かくれ脱水を防ぐ方法

・水分をこまめに摂る

 

汗をかいたときは「水分と塩分」汗をかいていないときは水分だけを補給する。

 

 

・部屋の乾燥を防ぐ

 

加湿器を置いたり、洗濯物を部屋干しするなどして、お部屋の乾燥を防ぎましょう。

 

 

高齢者はとくに注意

高齢者の身体は正常な状態でも脱水に気が付くことが遅くなる傾向があり、単なる水分不足では済まない深刻な命の危険性を含んでおります。

若者と比べ身体の中の水分量は10%減っていると言われ、とくに注意が必要となってきます。喉が渇いてから飲むのではなく、こまめに水分補給することを心がけましょう。

最後に

誰でも一度は〝脱水〟を経験したことがあると思いますが、重度になると取り返しのつかないことになってしまいます。

毎年たくさんの人が救急搬送され、お亡くなりになられている方もいます。そうならないためにも、是非この機会に「脱水」について自分の身体の状態をよく考え、適切な水分補給を心がけていただきたいと願っています。

 

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